屋根、壁、床、外力を「面」で支える、
ねじれに強く変形しにくい工法。
ねじれにくく、変形しにくい独自技術で、すぐれた耐震性を実現します。
建物全体を強固な1つの箱とし空間を面で支える「パネル工法」。この発想を住まいに活かし、屋根断熱パネル、外断熱パネル、24mm剛床を組み合わせ、剛性の高い六面体を構成しました。外力を面全体で受け止めて接合部に負荷を集中させないため、ねじれにくく、変形しにくい独自技術で、すぐれた耐震性を実現します。
屋根断熱材と野地板を一体成型した「屋根断熱パネル」は、1邸1邸の屋根形状に合わせ、あらかじめ工場で正確にプレカットされます。建築現場では、きめられた箇所に指定のパネルをはめこむだけ。複雑な屋根形状でも正確でスピーディーな施工が可能になりました。さらに高い精度の気密施工が可能になっただけでなく、上棟から屋根仕舞いまでの工期が大幅に短縮されたことによって、工事中に構造体が雨にさらされるリスクも少なくなりました。
世界最高水準の断熱性能を有する板状断熱材「ネオマフォーム」と、耐久性にすぐれた構造用面材「MDF」を一体成型した特許取得の「外断熱パネル」は、壁倍率3.0倍の大臣認定を取得しています。耐震性の向上に寄与しているだけでなく、邸別データにもとづいて工場でプレカットされてから建築現場へ搬入されるため、気密施工性や施工スピードも高まっています。
1・2階の床は、24mmの構造用合板によって面剛性を構成する剛床構造を採用しています。強度の高い24mmの構造用合板を梁に直接留めつけるこの構造は、一般的な根太工法と比べて地震や台風によって発生する水平力に強く、建物のねじれや歪みをおさえられることが特長です。剛床構造には、耐震性を向上させるだけでなく、床鳴りを抑えたり、上階の物音を下階に伝わりにくくする効果もあります。