高耐久、高強度。人に環境に優しい構造材。
構造材には、高耐久、高強度の「国産ひのき構造用集成材」を採用。
ヒノキは、耐久性、保存性の高い世界最高レベルの建築材料です。
地震に強い家を建てるためには、より軽量で、より強度の高い建築材料を選ぶことが重要です。木材は、「圧縮」「曲げ」「引っ張り」などの強度バランスが良く、コンクリートや鉄と比較して、一定重量あたりの比重強度に優れています。二酸化炭素を吸収して成長する木材は、地球温暖化防止に貢献することはもちろん、比重強度から考えても、非常に優れた建築材料なのです。
(下記資料に基づいて作成)
【比熱・密度・膨張率】コンクリート、鋼材:「建築材料ハンドブック」棚橋諒編集/朝倉書店 木材:「木材工業ハンドブック」改訂4版 森林総合研究所監修/丸善(株)、【熱伝導率】「住宅の省エネルギー基準の解説」(財)建築環境・省エネルギー機構
自然素材である木材は、産地や育った環境におり強度にバラつきがあるもの。一般の無垢の製材で非常に強いものがある一方で、見えない部分の弱点により弱くなっている場合もあります。それらの欠点を除去して製造されたのが構造用集成材です。サーラ住宅の国産ひのき構造用集成材は、指定された強度になるように、板材(ラミナ)を組み合わせて製品化するためバラつきの無い一定の強度が確保できます。板材は十分に乾燥させ、含水率を15%以下に低減し、収縮や変形、割れが起きにくい安定した品質を確保しています。
構造用集成材に使用される接着剤は、木質系接着剤の中でも最高レベルの接着強度と耐久性を持つものを厳選。JIS/JAS規格において、ホルムアルデヒド発散量の最も少ないF☆☆☆☆ランクです。接着信頼性については、JAS煮沸剥離試験、浸漬剥離試験で確認しています。
柱材に採用される国産ひのき構造用集成材は、一般的なスギ無垢材に比べて、1.45倍の圧縮強度を実現します。
これにより、強度が保証できる耐震性の高い確かな住まいの設計が可能になります。
日本を代表する木材の一つであるヒノキは、神社や仏閣を建てるための最高品質の木材として古くから用いられてきました。ヒノキの強度は伐採してから1,200年経過しても伐採時の強度とほぼ同じです。奈良の法隆寺や薬師寺の塔は1,400年経ってもなお健康な状態を維持しています。また、ヒノキは防虫性と抗菌性が非常に高く、シロアリにも強く、木材腐朽菌にも侵されにくい耐久性、保存性の高い世界最高レベルの建築材料です。