地震に強く長持ちする頑丈な基礎
建物がその耐久性や耐震性を余すことなく発揮するためには、
その土台となる基礎がしっかりしていなければなりません。
住まいの基本性能を支える大切な土台として、
サーラ住宅は基礎や地盤に対しても妥協のない取り組みを実施しています。
地震が発生すると、柱を基礎から引き抜こうとする「引抜き力」が働きます。サーラ住宅では、1邸ずつ地震時にかかる柱の引抜き力を計算し、柱に必要な金物を配置します。大きな引抜き力がかかる大事な箇所には、直径16mmの異型鉄筋のホールダウンアンカーボルトを基礎から設置して一体化。強固な抵抗力を発揮します。また、主筋やスラブ筋は、直径16mmの鉄筋を250mm間隔に配した頑強な仕様(※)。施工後の見えない部分も入念に補強を行っています。
※ 建物により一部仕様が異なります。
サーラ住宅では、「一体打ちベタ基礎」を標準仕様としています(※)。基礎のスラブ面と立ち上がり部を一体施工する「一体打ち」は、コンクリートの継ぎ目である「コールドジョイント」が発生しません。強度的な弱点となりやすいコールドジョイントがない基礎は、耐震性に優れているだけでなく、湿気やシロアリの侵入を防ぐこともできます。
※ 深基礎や床空間の場合は、一体打ちではありません。
スラブ面(水平部分)と立ち上がり部を同時に一体施工。継ぎ打ちによって発生するコールドジョイントがなく、強度と耐久性にすぐれた基礎をつくることができます。
スラブ面(水平部分)を施工した後で、立ち上がり部を施工。継ぎ打ち部にはコールドジョイントとよばれる強度的な弱点が発生し、そのすき間から湿気やシロアリが侵入する原因になります。
どんなに耐久性や耐震性に優れた基礎構造でも、地盤がしっかりしていなければ、その効果は得られません。サーラ住宅では、地盤の支持力を正確に把握するために、敷地の地盤調査を実施。住宅の配置計画が決定した時点で、建物の四隅や重心など最低5箇所の調査に加え、土質判定の精度を高める調査を行っています。この調査により、敷地の地耐力や支持地盤の位置を明確にし、敷地の特性に最もマッチする基礎補強工事の方法を選択します。
その敷地がこれまでどのような用途で使われていたかを古地図などで調査。調査結果と適切な地盤補強を報告書にまとめてご報告します。