一般的な工法では、柱と柱の間に断熱材があるので、構造体は常に外気温と室温の温度差にさらされ、結露が発生しやすい状態にあります。しかし外断熱工法は、構造体をすっぽりと外側から包みこむので、そこに温度差が生まれず、結露を発生させることがありません。壁の中で発生する「壁体内結露」は拭き取ることができず、湿った環境はカビやダニが発生する原因となりますので、壁体内結露を発生させない外断熱工法は、住まいの有効なカビ・ダニ対策ともいえます。
熱伝導率の低い樹脂素材を使い、断熱性を大幅に高めたフレーム。また、アルゴンガス入り中空層と金属コーティングにより、遮熱・断熱効果を高めたLow-E複層ガラスを採用。夏は涼しく冬は暖かい暮らしを実現します。室内気温と窓の温度差、室内の水蒸気により発生する結露は、湿った窓際にカビを発生させ、アレルギーを引きおこす恐れもあります。この「高性能樹脂窓」は、サッシ枠やガラス表面に発生する結露を最小限に抑制します。
湿度を一定に保つ全館調湿換気システムは、デシカント吸着剤の性質を利用しているので、湿度調節にともなう給水や排水の必要がありません。そのためタンク内に増殖するカビのリスクがなく、常にキレイな空気環境を保てます。人間にとって快適とされる湿度40〜60%の環境下では、微生物の活動は抑制されるので、カビやダニなどの増殖を抑えることができます。
高温熱処理滅菌の加工を施した和紙をこよりにして樹脂でコーティングした畳おもては、すり傷に強く、日焼けしにくいだけでなく、撥水性も高く、カビの発生やダニの増殖を抑える効果があります。
※『畳に関するインターネットリサーチ」結果による調査実施日2011年5月31日 調査件数312件 調査実施(株)マクロミル
※写真は14日経過時点
日本の住宅は平均寿命が短く、その原因は高温多湿な環境と激しい気温変化に一因があるかもしれないといわれています。家全体をすっぽりと包みこむサーラ住宅の「外断熱工法」なら、構造体が温度変化にさらされず、結露も発生しないため長持ちします。築15年の展示場を解体しても、新築当時と変わらない健康住宅のままでした。
一般的には、最も湿気がたまりやすく、老朽化が進みやすい床下。シロアリ被害や土台の腐れなど、深刻な被害につながることもあります。基礎断熱を採用している床下は乾燥した良好な環境が保たれ、シロアリ被害や腐朽は見られませんでした。
すき間の多い建物は、冷たい空気と暖かい空気がぶつかり、結露が発生しやすくなります。築15年を経ても、1999年に告知された次世代省エネルギー基準で求められていた気密性能をも上回る数値が計測されました。
木材の強度や耐久性を保ち、変形を避けるには、木材が十分に乾燥していることが大切です。サーラ住宅はJAS規格の19%より乾燥した15%以下の構造材を採用しています。築15年を経て、さらに乾燥が進み、良好な環境に保たれていました。